請求グループとは、Ripple特有のグルーピング方法です。
各ベンダーのアカウント、サブスクリプション、プロジェクトなどの構造に依存することなく任意の単位でコスト計算を行うことが可能です。
なので、基本的には1請求書=1請求グループと捉えていただいて問題ないかと思います。それでは、設定方法を見ていきましょう。
ステップ
1. 請求グループの作成
Ripple左メニューの【アカウントとグループ】>【請求グループ】 から、画面右上の請求グループの追加をクリック。
すると、請求グループに追加可能な詳細情報のフィールドが表示されます。
フィールドに必要内容を記入し、登録。
基本設定 - 請求グループに紐付ける顧客情報など
リソース設定 - 集計単位(アカウント、タグ、プロジェクト、サブスクリプション)
請求書設定 - 手数料の計算、サポートなど。請求グループ単位でクラウド利用料とは別に請求する項目
2. 基本設定
注意点:計算方法は請求グループの毎にUnblendedとTrue unblendedの設定が可能なのですが、これは作成時にのみ変更可能になりますので、ご注意ください。
詳細はこちら
3. リソース設定
リソース設定の箇所で集計対象となるAWSアカウントやタグなどを選択いただきます。
ここでは登録したペイヤーアカウント配下にあるLinkedアカウント(連結アカウント)が自動検知され表示されるようになります。
選択いただき請求グループを作成した時点で自動的にアカウントも登録されます。
4. 請求書設定
請求書設定では、クラウド利用料とは別に追加するようなコストを設定できます。
支払いタイプ:日本円、ドル、その他の通貨など。請求を行う際に利用する通貨を選択いただきます。
値引き設定:値引き額を計算する際に使用するベースの使用料と%を設定します。(固定費も可)
サポート費用:Ripple再計算結果の使用料をもとにサポート費用を計算します。
サポートプランをアカウント単位で設定することも可能です。
請求代行:手数料などの計算に使用します。
*請求書テンプレートを利用し、請求グループに紐づけて管理することも可能です。
注意点:Resoldサポートなど特殊なサポート契約がある場合にはご注意ください。Resoldサポートなどの場合にはサポート費用が「Usage」として請求書にAWSサービスのように請求書に含まれて計上されるパターンのサポートがあります。Resoldサポートを契約する際には事前にアルファスまでご連絡いただけますと幸いです。
5. フィルタリング
各クラウドベンダー:AWS, Azure, GCPでフィルタリングができます。
注意点
請求グループ作成時に表示されるアカウント一覧はCURの情報をもとに表示しております。新規作成したばかりのアカウントや利用料がないアカウントなどはCURにのらず表示されないこともありますので、その場合はRippleから直接アカウントを登録いただく必要があります。
Ripple「請求グループ」メニューから新規で空の状態の請求グループを作成
Ripple「アカウント」で新規アカウントを作成し①で作成した請求グループに紐付ける。
上記作業で紐付けを行うことが可能です。