機能概要
2020年6月に請求グループに任意のフィールドを追加できる機能をリリースしました。今回はそれのアップデート版機能になります。
前回リリース時に加え「AWS利用料に対する%」「固定費、%、いずれか高い方から設定」、そして「テーブル式」の金額の設定オプションが追加されました。
設定方法
Ripple左メニューの「環境設定」➡「請求サービス設定」し「新しいサービスを作成」をクリック
基本情報を設定
チャージ方法を設定(固定費、%、いずれか高い方から設定)し保存
次に先程設定したカスタムフィールドを追加したい請求グループに移動
紐付けたいサービスをクリックし追加し請求グループ設定の保存
保存後請求書を作成すると請求書に反映されます。
対象を選択、請求グループに対して適応、又はアカウント単位での適応が可能です。(*請求グループにアカウントが無い場合のみ、グレーアウト)
表示される各請求サービスはソートして選択することが可能です。
請求書明細:
請求グループ単位に設定を行うと全体明細合計のすぐ上に「請求サービス」として追加されます。
計算方法
利用料に対して%を設定している場合は各アカウントの値引き後の利用料合計($)に対して為替レートをかけ、請求サービスで設定されている%をかけて最終的な請求サービス金額を算出しております。
また、再計算請求データから費用項目を含める場合は対象の利用料に含まれた状態で計算されます。
値引き前の利用料を利用する場合:
各サービス単位($)で為替レート適用し円換算(割引前の金額を使用)
Ripple「環境設定」の「請求書設定」で設定されている設定に応じて丸め処理をおこなう
②をすべて合計
③に対して請求サービスで設定している%を適用
④をRipple環境設定にある設定で丸め処理
割引後の場合:
各サービス単位($)で為替レート適用し円換算
円換算した金額に対して割引後の金額をサービス単位で計算
②をRipple環境設定にある設定で丸め処理
③を合計
④に対して請求サービスで設定している%をかける
⑤をRipple環境設定にある設定で丸め処理
*再計算請求データからFee, Credit, Discountなどを請求書へ適用すると該当費用を含めた状態で利用料を計算します。
請求サービスの利用料計算式
AWS Service Charges + 再計算請求データからの適用項目 = 利用料
仕様上の注意点
過去分の請求書(すでに作成済みの請求書に編集し追加する場合)に反映させる場合には編集した請求グループ選択後に「請求書作成」➡「設定の変更」➡「Amazon Web Service」をクリックし「請求グループの設定に戻す」をクリックし設定を変更する必要があります。
Rippleの請求データダウンロードCSVに「CustomService」という項目が追加されるようになります。その他の項目、フォーマットに変更はございませんが、あらかじめご留意いただけますと幸いです。
タグの請求グループの場合はタグ単位で請求サービスを紐付けることができませんので、あらかじめご注意ください。(タグの場合は請求グループ単位のみ)
テーブル式の計算方法を使う場合に「〇〇の金額以上」という設定が現在未対応です。設定をしたい場合は既存システムで設定できる最高額10億と設定ください。