*このページに記載されている機能を利用するには有効化作業が必要です。Rippleのサポートチームにご連絡ください。
Rippleでは AWS Billing Conductor (ABC) の請求グループ単位で設定されたCost and Usage Report (CUR) のデータを元に請求処理をすることが可能です。
このページではその設定方法を記載しています。
設定手順
1. 支払いアカウントに対してRippleからのAPIアクセスを許可
ABCを利用したい支払いアカウントに対して、API経由で情報を取得したり必要な操作を実施できるような権限をRippleに付与する必要があります。すでにRippleに支払いアカウントを登録する際にAPIのアクセスを許可している場合にはこの手順をスキップすることができます。
▼Rippleに支払いアカウントを登録済みで、APIアクセスを付与していない場合の手順
対象の支払いアカウントのAWSアカウントにログインしておく
Rippleメニューの設定 > 支払いアカウント設定をクリック
対象の支払いアカウント右横の・・・をクリックし
APIアクセスを有効化
を選択クロスアカウントセットアップを開始をクリック
AWSアカウント側でCloudFormation スタックを実行するため、スタックの作成をクリック
スタック作成が完了したらRippleの画面に戻り権限確認をクリック
注意点
AWSにログインするユーザーはCloudFormationのスタック実行の権限があるアカウントである必要があります。
手順6のスタックの「権限確認」のクリックを忘れると連携ができないため注意してください。
2. ABCコンソール側で請求グループを作成
請求グループを作成したい支払いアカウントのAWSコンソールにログインし、AWS Billing Conductorメニューを選択
この際、Billing Conductorの操作権限のあるアカウントが必要となります。
左メニューの「請求グループ」をクリックし、右上「請求グループの作成」をクリック
必要項目を設定の上、請求グループの作成をクリック
請求グループ名: 請求グループの名称です。Rippleに連携する際にはRippleの請求グループ名もここで設定した名前が使用されます。
料金プラン:「パブリックオンデマンド料金プランを作成」を選択。
アカウント: 請求グループに含めるアカウントを選択。
プライマリアカウントの選択: 擬似支払いアカウントのような役割をするため、後から変更することはできません。請求グループに対する請求額をプライマリアカウント側のAWSコンソールで確認することができます。また、実際の支払いアカウント自体をプライマリアカウントにすることはできません。
3. Rippleの請求グループ作成ページでABCの請求グループを選択し作成
Rippleのメニューアカウントとグループ > 請求グループ をクリック
右上の請求グループの追加ボタン >
ABC請求グループを連携
をクリック支払いアカウントを選択
請求グループを選択
この際、対象の支払いアカウントのABC画面で作成された請求グループのリストが表示されます。
必要事項を記入、アカウントを選択の上請求グループを作成
4. Rippleの支払いアカウントページからProforma CURの設定を実施
メニューの設定 > 支払いアカウント設定をクリック
対象の支払いアカウント右横の・・・ボタンから
Proforma CURの設定
をクリック請求グループを選択し、S3バケット名、プレフィックスの入力、リージョンを選択
設定をクリックし終了
* 1つのABCの請求グループに対して複数のRippleの請求グループを作成する場合には上記の3、4を再度実施いただき、それぞれの請求グループに対してProforma CURを作成していただく必要がございます。
* 追加作成した請求グループはProforma CURを作成した当月1日以降のデータが反映されます。