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Ripple - 請求書明細の各項目計算ロジック
Ripple - 請求書明細の各項目計算ロジック

Ripple計算ロジックの説明

Yo Fukuda avatar
対応者:Yo Fukuda
一週間前以上前にアップデートされました

Rippleで生成される請求書で使われている各項目の計算方法についてまとめています。ここでは、Ripple「請求書作成」メニューよりダウンロードできるCSVデータを使用しています。

Ripple 請求書PDFの構成

Ripple で作成できる請求書のフォーマットは上記のような構成です。各アカウントORタグ毎の金額がサービス単位($金額)で表示され、合計では日本円に換算された金額が表示れます。

そして、すべてのアカウントORタグの明細を表示したあとに、最終的な合計金額を日本円で「明細合計」セクションで表示しています。

アカウントORタグセクションの表示項目

各アカウントORタグ毎のセクションでは、下記項目が表示されています。

アカウントID OR タグ名

各サービス単位のドルベースの金額
例) Amazon Elastic compute cloud $120

アカウントORタグ合計(Account subtotal / Tag subtotal)
- Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)
- Marketplace利用料金
- 利用料合計
- AWS保守サービス利用料金
- 請求サービス利用料金

アカウントORタグセクションの各項目とその計算方法

各サービス単位のドルベースの金額

各サービスの料金は請求書上では小数点第二位まで表示していますが、実際にはCURから取得できる小数点十桁以上を使用して計算をしています。

アカウントORタグ合計(Account subtotal / Tag subtotal)
- Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く) 

表記のようにここで表示される金額はMarketplaceの利用料を除く使用料を円で表示しています。

  1. 各サービス($)x 為替レート = 各サービス(円)

  2. 各サービス(円)をRipple「環境設定」➡「請求書設定」の小数点丸め処理に応じて小数点処理を行う。例)切り捨ての場合:123.456円 ➡ 123円

  3. 各サービスごとに算出した②の金額を合算

- Marketplace利用料金

Marketplace料金を使用料と同様の計算方法で円換算した金額を表示します。

  1. Marketplace ($) x為替レート = Marketplace(円)

  2. Marketplace (円) 小数点丸め処理

- 利用料合計(_ACCOUNT_TOTAL_JPY)

「Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)」と「Marketplace利用料金」を合算した金額です。

AWS保守サービス利用料金(_SUPPORT_BUSINESS_JPY)

請求グループ設定で設定したサポート費用(値引き前)の金額を表示しています。

  1. 利用料合計(円)をもとにサポート費用を算出(AWSのサポートプランの場合はAWSの計算方法に準ずるように計算)参考リンク

  2. ①を小数点丸め処理した金額

請求サービス利用料金

請求グループに「請求サービス」機能で作成した項目を追加すると表示されます。

請求サービスの計算方法は固定費の場合は設定した固定費が含まれます。

利用料に対しての%を設定している場合には、各アカウントの値引き後の利用料合計($)に対して為替レートをかけ、請求サービスで設定されている%をかけて最終的な金額を算出します。

明細合計セクションの各項目とその計算方法

明細合計

- Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)
- Marketplace利用料金
- Marketplace 一時金 ご利用金額
- 利用料合計
- AWS保守サービス利用料金
- 値引き
- 値引き後小計
- 請求代行サービス利用料金
- 請求サービス利用料
- 小計(税抜)
- 消費税等相当額
- 合計(税込)

Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)

請求グループに紐付いているすべてのアカウントの合計使用料。

  1. 各アカウントのサービス($)に対して為替レートを適用し円換算。

  2. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて計算。*
    請求書作成からダウンロードできるCSV「アカウント/サービス」単位の「_ACCOUNT_TOTAL」

  3. ③を合算した金額が「Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)」

Marketplace利用料金

CURのカテゴリに「Usage」と記載のあるMarketplace料金。

*通常AWS Marketplaceは請求書が別れて発行されます。この場合はCUR上で「Marketplace」のカテゴリで分類され、Rippleでは「再計算請求データ」に含まれます。ただ、これとは別に「Usage」としてCURに記載のあるタイプのMarketplaceもあり、今回はこの後者のMarketplaceの計算方法を記載しています。

  1. 各アカウントのMarketplace($)に対して為替レートを適用し円換算。

  2. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて計算。

  3. ③を合算した金額が「Marketplace利用料金」

Marketplace 一時金 ご利用金額

CURのカテゴリに「Marketplace」と記載のあるMarketplace料金。Rippleでは再計算請求データから請求書に含めた項目

  1. 各アカウントの再計算請求データから含めたMarketplace($)に対して各Marketplace単位で設定された為替レートを適用し円換算。

  2. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて計算。

  3. ③を合算した金額が「Marketplace 一時金 ご利用金額」

利用料合計

「Charges:AWS利用料(MarketPlace利用料除く)」、「Marketplace利用料金」、「Marketplace 一時金 ご利用金額」を合算した金額。

AWS保守サービス利用料金 OR サポート費用

請求グループに紐付いているすべてのアカウントのサポート費用の合計。

  1. 各アカウントの使用料($)をもとにサポート費用を算出($)。計算方法は請求グループのサポート設定に応じて計算します。

  2. ①の金額に対して共通為替レートを適用し円換算。

  3. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて計算。

  4. ③を合算した金額が「AWS保守サービス利用料金」 OR 「サポート費用」。

値引き後小計

値引き後小計は値引き後の使用料と値引き後のサポート費用の合計金額です。

ステップ①:値引き後の使用料の計算方法

  1. 各アカウントの使用料($)に対して為替レートを適用し円換算。

  2. 値引き後の金額を計算するため、1 - 値引率を①の金額にかけます。

  3. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて丸め処理。

  4. ③の金額を合算。*CSVの「_ACCOUNT_TOTAL」に①、②、③の手順をするのと同じ金額。

ステップ②:値引き後のサポート費用の計算方法

  1. 各アカウントの使用料($)を使い、サポート費用($)を計算。サポート費用の計算方法は請求グループの設定に応じて変動します。

  2. ②の金額にたいして為替レートを適用し円換算。

  3. ③の値引き後の金額を計算するため、1 - 値引率を②の金額にかけます。

  4. ③の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて丸め処理。

  5. アカウント単位の④の金額を合算。

ステップ①とステップ②それぞれで計算した結果を合算した金額が「値引き後小計」です。

 値引き

「利用料合計」から「値引き後小計」を引いた金額が「値引き」となります。

請求代行サービス利用料金

請求グループで設定した請求代行手数料の金額です。各アカウントの使用料($)をもとに請求代行手数料を計算します。

  1. 各アカウントの使用料($)をもとに請求代行手数料を算出($)。計算方法は請求グループの手数料設定に応じて計算します。

  2. ①の金額に対して共通為替レートを適用し円換算。

  3. ②の金額をRipple「環境設定」の小数点丸め処理設定に応じて計算。

  4. ③を合算した金額が「請求代行サービス利用料金」。

請求サービス利用料

Ripple「請求サービス」機能を使い作成した費用です。請求グループ設定から含むことができます。金額は設定した金額がそのまま反映されます。

小計(税抜)

上記「値引き後小計」、「請求代行サービス利用料金」、「AWS保守サービス利用料金 OR サポート費用」、「請求サービス利用料」を合算した金額。

消費税等相当額

小計の金額にたいして税率をかけた計算結果。

合計(税込)

「小計(税抜)」と「消費税等相当額」の合計金額。

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