Ripple - Azure請求設定

Azureに関係する各請求書設定

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対応者:Yo Fukuda
一週間前以上前にアップデートされました

Azure請求金額の算出方法について:

Azureの請求金額は「Microsoft Partner」API経由で取得できる請求金額をもとにRippleで再計算処理をおこなっています。

計算処理は「RateCard」から取得できる各サービスの定価のレートをベースに算出しデフォルトでは「無利用利用枠」「クレジット」などの適用を外した状態で計算結果を算出します。

また、「CSP Pricing」「Manufacturer's Suggested Retail Price」などMSPごとに設定されている個別レートを適用したい場合にはAPIでは情報を取得できないため、下記データを毎月連携いただく運用が発生いたしますので、あらかじめご留意いただけますと幸いです。

  • Cloud-Reseller-Pricelist

  • Software-Subscriptions-CSP-Commercial-Price-List

ソフトウェア、クレジット、マーケットプレイスなどの設定について 

Azure にはAzure利用料の他にソフトウェライセンス、マーケットプレイス、SLA違反などによるRefundや割引など様々な項目が存在します。

それらの項目をRippleでは請求書に反映、反映しないなどの制御を行うことが可能です。

他にもAzure Plan IDは請求書では非表示にしたりという細かな設定を行えるので、お客様の運用に沿った形で請求書の作成ができます。

設定内容

エントリの調整自動適用設定

  • Partner Earned Credit 割引 - パートナー割引額

    • MSP単位で設定される割引額の制御

  • ソフトウェアライセンス - ソフトウェアライセンスの項目

  • マーケットプライス - マーケットプレイスの項目

計算ロジック設定

  • 無料利用枠の反映

  • ソフトウェアでのERP Pricingの利用

  • Manufacturer's Suggested Retail Priceの利用

注意点

Azureと比較した際に発生する金額差異の要因について

いくつかの要因が考えられますが、主に下記が考えられます。

数円から十円単位の差異の場合:

  • Rippleでは下記リンクにある計算ロジックに基づいて円換算をしております。この計算ロジックの差によって数円の差が発生する場合があります。計算ロジックについて

  • 無料利用枠の定価割戻し。Rippleでは再計算処理時に無料利用枠を定価に戻す処理をしています。この設定を無効化する場合にはRipple「Azure設定」から設定を変更することで無料利用枠を適用した状態で金額を算出する計算方法に変更されます。

数百円から十円単位の差異の場合:

  • デフォルトでは「CSP Pricing」「Manufacturer's Suggested Retail Price」が反映されていない金額で算出するため、個別のレートを適用した状態で比較されている場合には差分が発生します。こちらの設定もRipple「Azure設定」から変更可能です。その際には下記ファイルをアルファスサポートチームにご連携いただけますと幸いです。

    • Cloud-Reseller-Pricelist

    • Software-Subscriptions-CSP-Commercial-Price-List

  • 旧サブスクリプション契約の際に使用しているレートをAzure側で使用している場合に差分が発生します。2021年9月から新Azureプランの契約形態へ順次移行をしているかと思います。Rippleでは新Azureプランに合わせたレートで各サービスの利用料金を算出しています。Azureではまだ移行が完了していない場合に旧プランのレートで計算を実施しているサービスもあるため、旧レートと新レートとで差分が発生している場合があります。

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