いつもRippleをご利用いただきありがとうございます。
Ver 2.2.1のリリースよりRippleでAzureアカウントのコスト管理、請求書発行ができるようになりました。
この記事では機能の概要や注意点を記載します。
Azure機能を使う前に必要なこと
AzureアカウントをRippleに登録する前にRippleにコストデータのアクセス権限を付与いただく必要があります。
Azureの場合はAWSと違い「Partner Center」というAPIを使用してデータを取得します。
設定方法はこちらの記事に記載しているので、ご確認ください。
Azure Ripple 機能概要
今後は、AWSと同様にRipple上でAzureコストを自動計算できます。
使用方法や請求書の設定方法はAWSと特に変わりません。
Ripple左メニューの「アカウントとグループ」でアカウントを追加
「請求グループ」から請求グループを作成
「ダッシュボード」のAzureをクリックし請求集計作業を開始
集計作業が完了次第請求書を作成することができます
*AWS, GCP, Azureと請求書を分けて作成する場合
請求グループ単位で請求書を作成することができますので、請求グループにAWSとAzureそれぞれのアカウントを紐付けることで一つの請求書にAWSとAzureのコストをまとめて表示させることができます。
逆に別々で請求書、コスト管理を行いたい場合には請求グループを分けて管理することで別々にコスト集計が可能です。
その他補足
再計算請求データ項目について:
AWSとは違いAzureではデフォルトで請求書に含めるカテゴリ料金を選択することができます。
AWSとは違いLicense, Software, Azure usage, MS365などAzureの場合はカテゴリ料金が複数あり、請求書に含める内容を任意で選択し請求書を作成することが可能です。
*設定をしない場合はAzure usage以外の項目はすべて再計算請求データに集約されます。
無料利用枠について:
Azureでは無料利用枠分を適応した状態で金額を算出するか無料利用枠を適応せず定価で計算処理を行うかを選択することが可能です。