機能概要:
Aqua「インスタンス予約管理」から各Reserved Instance(以下、RI)毎に損益分岐点を表示がされる機能を追加いたしました。損益分岐点を表示することで、RI, SPsのROIがプラスになる適用率を監視することができます。
使用方法:
損益分岐点を維持するために必要な適用率を把握
各インスタンスから損益分岐点のタブをクリックすることでグラフが表示されます
表示されるグラフのオレンジ点線の「最適適用率」を参照することで、RI, SPsの費用対効果がマイナスにならない適用率を把握することができます。
適用率の低いインスタンスなどをRI, SPs管理画面から参照し細かく分析することでROIがマイナスかプラスかの判断ができます
購入したRI, SPsの費用対効果がいつプラスになるのかを把握
通常の場合RI, SPsの費用対効果は購入してから約9ヶ月後にプラスになります(購入するインスタンス、オプション、方法によって変動します)。ただ、適用率が100%を維持できていない場合には損益分岐点も変動してくるので、購入したRI, SPsの評価をおこなう際には本機能で表示される損益分岐点を参考にすることができます。
例)適用率は想定より低くなってしまったが、損益分岐点がRI, SPsの期限切れ日よりも前にある場合にはROIはプラスとなるなど。
表示内容:
軸:
左Y軸:日次で発生する費用($)
各インスタンス毎にオンデマンド利用料とRI, SPsの購入費用を表示
右Y軸:RI SPsの適用率
X軸:時間
グラフ:
Public ondemand cost - パブリック・オンデマンド・コスト(ドット青線)
購入したRI, SPsのインスタンスをパブリックオンデマンドコストで支払っている場合のコストグラフ
Actual ondemand cost - 実際のオンデマンド・コスト (青線)
実際に稼働しているインスタンスのオンデマンド・コスト
Usage cost - 利用料(水色)
RIを購入したことにより日次でかかるコスト
Utilization - 適用率グラフ(オレンジ)
RI, SPsの費用対効果がマイナスにならないために必要となる最適適用率を表示
指標:
End date:RI, SPsの期限が切れる日付
Break even point:RI, SPのコストがパブリック・オンデマンド・コストよりも低くなるタイミング
Estimation break even point:損益分岐点の予測値